AZ Recording Studioで収録した催眠的な彼女、すでにラフデータがあがってきています。今回、ダミーヘッドマイクを使用するので、第2スタジオへお邪魔しました。ダミーヘッドマイクの収録ができるスタジオはなかなかなくて毎回お願いするのに苦労するのですが、AZさんのスタジオは広くて綺麗で楽しいです!
2月号は民安ともえ様ですが、御苑生メイ様ともどもその場で急遽フリートークを喋っていただいたので(!)初回月ご購入の方には特典のボーナストラックとしてお付けしますね。全部で70分超のボリュームになりそうです。
以下、1月号のラフデータを聞いた際の心の声。
おおおおおおおお姉さま、ここここ怖い……
めっちゃ怒ってる……ブルブル……
ひいい……そ、それなのに気持ちよくしてくれるとか言ってるし……
あう……お、オレ、どうしたらいいんだーっ!
か、可愛い声出すな! たっちまうだろうがっ!
ややややや、こ、怖い声も出すな!
出ちまうだろうがっ!!
何でオレのお姉さまは、こんな最高にエロくていい女なんだーっ!
もう我慢できねー! すすすすすす好きにしてくれーーっ!
お、お姉さまーーーーーっ!!
ハイ、我ながら興奮しすぎです!(笑)
このシリーズは、バイノーラル録音を重視しています。3D音響は、編集でそれっぽいものはつくれてしまうのですが、ダミーヘッドマイクの収録することによって、間近にいるようなリアルな吐息や囁きをダイレクトに感じることができるのですね。これは編集では絶対に出ない、ダミーヘッドマイクの強みと言えるかもしれません。
反面、一般的な収録と違って、ノイズを拾いやすいので、編集に気を使います。通常では乗らないようなリップ音もあえて残し、臨場感を大切に……。
この録音方式は、ドルビーデジタル5.1chサラウンドにしたときに最も効果的なのですが、ドルビー社の指定したスタジオで編集しなければいけないとか、そもそも扱えるエンジニアが少ないなどの理由で、数倍以上のコストがかかります。容量も飛躍的に大きくなるので、メディアもCDではなくて、DVDに……、いやでも、いつかは……ね。
催眠音声というと、ある程度喋り方にお約束がありますが、かといって、声優さんの持ち味を殺すのは良くありません。現場では、そのすりあわせに苦労しました。特にダミーヘッドマイクの周りを動きながらの演技は声優さんにとってとても負担がかかり、予定時間いっぱいを使って調整です。立ち位置が決まっているので、全部録ってから気に入らない箇所だけ録りなおすということもできないんです。
楽しんで演じていただけたことがわかる作品になっていますよ。
御苑生様、本当にお疲れ様でした。
後日、少し長めの試聴もできるようにしますので、お楽しみに。