A&Jさん抱き枕校正が届きました。それを発見したかほく娘(8歳)が発した言葉「それママのじゃろ?(※広島弁)」「なんで」「だってママ、おっぱい大好きじゃもん」と当たり前のように言った言葉が忘れられない鬼むぅです。こんばんは!
反省会とは題していますがまったく何も反省していないこのコーナー、できる限りは続けていきたい所存です。
抱き枕校正のレビューは後日として、「誰が殺したコマドリを(略称:誰コマ)」公式HPオープンしました。もう素材制作はほとんど終了し、あとは組み込みのみとなっています。
関連ブックの漫画の方も制作順調で、こちらは男子禁制の女性しかでていない(執事除く)漫画となっています。皆で百合姫に持ち込みしよう! と頑張ったこの、ドラマCDつきブックも8月に入り次第情報公開いたします。どうぞご期待ください!
さて、今作は、男性向けゲームでは恐らくかなり変わった作風となるかと思います。それを新鮮ととっていただけるか、ただの珍味で終わるかはまだわかりません。心理描写を厚くしようという方針のもとに書き下ろされたシナリオはいい意味でとても生々しく、特に潔癖な小鳥が蘭を愛し、痛いほどに蘭を求めるその恋心というものは、結末を考えると胸が痛みます。(逆にカケルルートはカケルが気持ち悪すぎたので少し監修をしました)
企画について。
この作品は、私がかほく氏に企画を経験させたくて、補佐をしながらあーだこーだと詰めていったものです。
彼女は仕事で携帯小説や女性向けのゲームシナリオを書いているのですが、その合間に、趣味で「グロテスクで暗くて金にならない(本人曰く)」書いていました。(この話はなかなか興味深いので後日機会があれば……)その話を聞いて、彼女が金にならないと思っているこの小説にこそ私は商品の価値があるんじゃないかと原案を書かせたのがきっかけです。
真広が「ここまで尖らなくていいんじゃないのか」と言ったくらい、尖りきっていましたが、私が企画アシストや進行などの補佐を担当し、できるだけ彼女が希望していたパッケージをつくるというそこに注力した結果、最終的に原案とほぼ同じ展開、シナリオになりました。
私は男性向けのゲームが好きで、わりとよくプレイします。Li●ithさん、ファンです。触手大好きです。
女性視点の男性向けアダルトゲームもありますが、このシナリオの生々しさ、小鳥のまるでそこに生きているような痛々しさというのはいい意味でなかなかないんじゃないかなと思ってます。(逆にいうと、小鳥はいわゆる男性にとって「面倒くさい女」になってる可能性もあるわけですが……面倒くさい小鳥ちゃん。なってみませんか。小鳥ちゃんかわいいですよ)
私もシナリオ監修ついでに25,000文字くらいシナリオも書かせてもらい、今ではとても思い入れが深いです。
今作のテーマのひとつは愛ゆえの悲劇。小鳥、蘭、カケルの三人の主人公は結果だけ見ると、いずれも報われません。
ちなみに、私とかほく氏は一番かわいそうなのは蘭。お手伝いしてくれている別の女性スタッフはカケルが一番かわいそう、と主張しています。それは結局小鳥と蘭が最後まで互いを思っているからで、いわゆる一般的な陵辱ゲームのように男が女二人をゲットしてハーレム、というような作品ではありません。(基本的にカケルは小鳥以外の女性に興味がないですし)なので、本当にこの小さく、脆い箱庭を眺めている感覚でプレイしていただけたらなと思っています。
実際のストーリーは、小鳥ルートでは蘭の恋愛とその成就がメイン、蘭ではカケルの恐喝による風俗堕ち、小鳥の寝取られ。カケルルートでは小鳥のストーカー&監禁行為。いわゆる寝取り行為がメインとなってきます。
ただ、カケル視点においても、小鳥と蘭が恋に落ちていく過程を歯噛みしながら見ているという、いわゆる「寝取られ」描写などもあり、ジャンルとして百合だ、寝取りだ、寝取られだ、と一概に言えません。
その三人の目を通して、それぞれのひとすじの光とは何か。こまどりを殺したのは何か。を感じてほしい、と私は思っています。
長くなりましたが最初はこれで……。
次はシステムや概要等のお話をします。